2026〜27年の子どものインフルエンザ予防接種:受診時に確認したいこと
2026〜27年シーズンの製造株、子どもの年齢別の接種回数、注射と経鼻ワクチンの違い、持病やアレルギー、費用・助成など、受診前に確認したいポイントを公的情報に基づいて整理します。
2026〜27年シーズンのインフルエンザHAワクチン製造株は、厚生労働省が2026年6月4日に決定しました。受診時には「今年の株」だけでなく、子どもの年齢に合う接種方法と回数、注射と点鼻のどちらが適するか、持病・薬・アレルギー、自治体の助成を確認すると、予約や当日の相談が進めやすくなります。ここでは、日本で子どもの予防接種を検討するときに役立つ確認事項をまとめます。

季節性インフルエンザワクチンは、その年に流行が予測されるウイルス株をもとに毎シーズン製造されます。2026〜27年シーズン向けの日本のインフルエンザHAワクチンについて、厚生労働省は次の3株を製造株として決定しました。
これはワクチン製造に用いる株の決定です。個々の子どもに使う製品、接種回数、予約開始日や在庫を直接示すものではありません。株が選定されたから感染を完全に防げる、あるいは接種を受ければ必ず発症しないという意味でもありません。厚生労働省はワクチンについて、感染後に発症する可能性を下げ、重症化を防ぐ効果が報告されていると説明しています。接種を受けても発熱などが起きる可能性がある点は、あらかじめ理解しておきましょう。
シーズンごとの製造株や供給・接種の案内が後から更新される場合があります。この記事の確認日は2026年9月28日です。実際の接種時は、予約先の小児科と自治体の最新案内も確認してください。
母子健康手帳や予防接種記録を持参し、前年のインフルエンザ接種日、今回の予約日、ほかのワクチンの接種日を確認します。特に、注射を2回受ける予定なら、2回目をいつ予約できるかも見通しておくと安心です。記録が手元にない場合は、覚えている範囲で時期や回数を伝え、医療機関に確認方法を相談してください。
当日は、発熱や強い体調不良がないかを受付・診察時に伝えます。過去の予防接種後に出た症状、その発生時期と受けた処置、食物・薬・ワクチン成分に関するアレルギー、喘息やゼーゼーした経験、免疫に関わる病気、治療中の病気と薬を整理してください。お薬手帳や薬の一覧があると説明しやすくなります。申告した項目だけで接種できないと決まるわけではありません。接種の可否やワクチンの種類は、診察する医師が状態と製品情報を確認して判断します。
子ども本人が強い痛みや注射への恐怖を感じる場合も、事前に伝えてかまいません。見通しを短く説明してもらえるか、保護者がそばにいられるか、予約枠に相談時間があるかを尋ねると、本人に合った準備を考えやすくなります。
日本で小児に用いられる季節性インフルエンザワクチンには、皮下注射の不活化ワクチンと、鼻に噴霧する弱毒生ワクチンがあります。対象年齢、回数、接種できない条件が異なるので、「去年と同じでよい」と決めつけず、今季の年齢と健康状態で確認しましょう。
| 方法 | 年齢・回数の目安 | 受診時に確認する点 |
|---|---|---|
| 皮下注射(不活化) | 生後6か月以上。13歳未満は原則2回、13歳以上は通常1回を基本に、医師が判断 | 製品により3歳未満の用量など細部が異なることがあります。年齢区分、1回量、2回目の必要性と日程を確認 |
| 経鼻噴霧(弱毒生) | 国内製品の対象は2歳以上19歳未満。通常1シーズン1回 | 喘息・喘鳴、免疫機能の問題、治療薬、同居家族の免疫状態などを医師に申告し、適否を確認 |
厚生労働省の案内では、不活化ワクチンは13歳未満で2回接種とされ、年齢によって1回量が異なります。2回接種が必要な子は、医療機関が使用する製品の添付文書に沿った間隔を確認してください。例年の製品情報ではおよそ2〜4週間が目安として案内されますが、2026〜27年の製品と予約状況に合わせた日付は接種先に確認するのが確実です。1回目を12歳で受けて2回目の前に13歳になった場合も、厚生労働省は1回目の年齢を基準に2回目を行えると説明しています。
経鼻ワクチンは針を使わない選択肢ですが、注射より一律に優れているわけではありません。弱毒生ワクチンのため、年齢や体質、喘息・免疫状態、服用中の薬などを踏まえた適否確認が必要です。点鼻が苦手、鼻水・鼻づまりがある、注射の方が適している可能性があるなど、迷いがあれば予約時に相談してください。製品の添付文書や日本小児科学会の考え方も確認し、特定の方法を自己判断で選ばないことが大切です。
質問を全部用意しなくても、年齢、接種歴、病気・薬、アレルギーや過去の反応を正確に伝えれば、必要な点から確認できます。兄弟姉妹で接種方法が違うこともあります。家族単位で一律に同じ方法と決めず、一人ずつ相談しましょう。
日本では例年12月から3月頃に流行し、厚生労働省は12月中旬までに接種を終えることが望ましいと案内しています。ただし、流行の開始やピークは年によって異なります。2回接種の子どもは、2回目までの期間を見込んで早めに予約状況を調べると計画しやすくなります。予約開始時期や受付方法は医療機関ごとに異なるため、自治体の広報やかかりつけ医の案内を確認してください。
子どものインフルエンザ接種は一般に任意接種として扱われ、費用や助成の有無は自治体や医療機関によって異なります。住民票のある自治体の助成対象年齢、助成額、実施期間、指定医療機関、申請に必要なものを確認してください。予約時には、窓口で支払う金額、現金以外の支払い可否、予診票の事前記入、母子健康手帳以外に必要な書類も聞いておくと当日慌てません。
接種当日は、子どもの体調を確認し、母子健康手帳、予診票、自治体から届いた案内、医療機関から指定されたものを持参します。診察前に新たな発熱や症状が出たら、来院前に電話し、予定どおり受診してよいか確認しましょう。接種後の観察時間や帰宅後の注意は施設の説明に従い、気になる症状が出たら接種した医療機関に連絡します。息苦しさ、顔や喉の腫れ、意識がぼんやりするなど急な重い症状がある場合は、緊急の医療対応を求めてください。
ワクチンはインフルエンザ対策の一部です。接種後も、帰宅後の手洗い、換気、休養、体調不良時の無理な登園・登校を避けるなど、基本的な感染対策を続けます。高熱や強いだるさ、呼吸が苦しそう、水分が取れない、反応が鈍いなど気になる症状が出た場合は、ワクチンを受けているかにかかわらず医療機関へ相談してください。子どもではまれに重い合併症が起こることもあるため、症状の変化を見守り、受診の目安を事前にかかりつけ医へ確認しておくと役立ちます。
この記事は2026年9月28日時点で公表されている情報をもとにした一般向けの整理です。接種するか、どの製品を選ぶか、接種日・間隔をどうするかは、子どもの状態と製品の最新情報を確認する医師に相談してください。
2026〜27年シーズンの製造株、子どもの年齢別の接種回数、注射と経鼻ワクチンの違い、持病やアレルギー、費用・助成など、受診前に確認したいポイントを公的情報に基づいて整理します。
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